■ Hello School 古典 文法 副助詞 練習問題 解答■
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1. (1)@ながら Aだに Bまで

(2)C
 Aは四段動詞「かまへ出だす」の連用形。
 Bは四段動詞「おこす」の連用形。
 Dはサ変動詞「する」の連用形。

(3)あきらかならん人
 「知りたる人」は真実を知っている人という意味で、悟っている人
 とは区別するべきである。

(4)また、この
 嘘の受け入れ方が最初は単純なものであるが、最後は技巧的な
 ものに変わっていくことに注意。
 




 ものの道理を悟った人の人の見る目は、少しも誤るところがない。
 たとえば、ある人が世の中に嘘をついて人をだまそうとするとき、
素直に真実と思い、言うがままにだまされる人がいる。かなり深く
信用して、さらにわずらわしく嘘の話を考えて付け加える人もいる。
また、まったく何とも思わず、気にもかけない人もいる。また、少し
不確かに思われて、信用するわけでもなく、信用しないわけでもなく、
思案している人もいる。また、本当であるとは思われないが、他人が
言うことなので、そうもあるのだろうと思って、そのままにする人もい
る。また、いろいろと推測して、理解したそうにして、賢そうにうなづき、
微笑んでいるのだが、少しも真実を知らない人もいる。また、推測して、
「ああ、嘘のようだ」と思いながら、やはり考え違いがあってはならない
と疑っている人もいる。また、特に変わったことでもないと、手を打って
笑っている人もいる。また、理解していても、知っているとも言わず、
はっきりとしていることについてはあれこれと言うことはなく、知らない
人と同じように過ごしている人もいる。また、この嘘の話の目的を初め
から理解していて、少しも欺かずに、作り出した人と同じ気持ちで、
力を合わせる人もいる。
 つまらない人々の間のたわむれでさえも、よく知っている人の前では、
いろいろな理解の仕方が、言葉でも、表情でもはっきりと知られてしまう
はずである。まして、ものの道理に明るい人が、迷えるわれわれの心を
見るようなことは、手のひらの上を見るような簡単なことである。ただし、
このような推測で、仏法まで準じて言うべきではない。
  
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