■ Hello School 古典 文法 接続助詞 して ■
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して 単純な接続逆接の確定条件順接の確定条件を示し、連用形に接続する。

(1)単純な接続 [〜て 〜で]
 ただ仮りの庵のみ、のどけくしておそれなし。(方丈記)
  (ひたすら仮りの住まいだけは、何事なく無事で不安なものはない。)

(2)逆接の確定条件 [〜のに 〜ても] 
 飽かずして月の隠るる山もとはあなたおもぞ恋しかりける(古今集・雑上)
  (まだ十分に見てもいないのに月の隠れるこの山のふもとでは、
   (もっと月が出ていたであろう)山のあちらこちらが恋しいことだ)

(3)順接の確定条件 [〜ので 〜から]
 なほ悲しきにたへずして、ひそかに心知れる人といへり歌、(土佐日記・二月一六日)
  (やはり悲しみに耐えられなかったので、ひそかに気心の知れる人と詠んだ歌は、)
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