■ Hello School 中学理科(ハロ理科) No.14 運動とエネルギー ■
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ノートに理解しながら写して、一通り終えたら練習問題で実力を定着させていこうね♪
1.エネルギー
(1)いろいろなエネルギー
エネルギー…高い位置にある物体、運動している物体が他の物体を動かしたり、
        形を変形させたりする能力。
         単位は(ジュール)を用いる。
        物体を1Nの力で1m動かした時のエネルギーが1J。
        100gの物体を1m持ち上げるのに必要なエネルギーも1J。
        1Wの電力を1秒使用した場合も1J。
        1gの水の温度を1℃上昇させるのに必要なエネルギーは4.2J。

エネルギーには以下のようなものがある。
 位置エネルギー、運動エネルギー、電気エネルギー、熱エネルギー、光エネルギー、
 化学エネルギー、音のエネルギーなど。
(2)位置エネルギー
位置エネルギー
 高い位置にある物体がもつエネルギー。

位置エネルギーの性質(1)
位置エネルギーは位置の高さに比例する。
 
位置エネルギーの性質(2)
位置エネルギーは質量に比例する。
位置エネルギーの性質(1)と(2)から、位置エネルギーは
 物体の位置×物体の質量
に比例する。
(3)運動エネルギー
運動エネルギー
 運動している物体がもつエネルギー。

運動エネルギーの性質(1)
 運動エネルギーは速さの2乗に比例する。
 
運動エネルギーの性質(2)
 運動エネルギーは物体の質量に比例する。
運動エネルギーの性質(1)と(2)から、運動エネルギーは
 物体の速さの2乗×物体の質量
に比例する。
(4)力学的エネルギー
力学的エネルギー…位置エネルギーと運動エネルギーの和。
力学的エネルギー保存の法則
位置エネルギー、運動エネルギーは変化しても、力学的エネルギーは一定である。
 
糸の長さが変わってもはじめの高さまで
球は上がる。
2.エネルギーの移り変わり
エネルギーは移り変わることができる。
音響・映像機器の場合

電気エネルギー
 →光エネルギー(映像)
 →音エネルギー(スピーカー)
 →熱エネルギー(放熱)
電車の場合 電気エネルギー→運動エネルギー
自動車の場合 化学エネルギー(ガソリン)→運動エネルギー
電灯の場合 電気エネルギー→熱エネルギー→光エネルギー
水力発電の場合 位置エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー
火力発電の場合 化学エネルギー(石油)→熱エネルギー→運動エネルギー→電気エネルギー
原子力発電の場合 原子力エネルギー→熱エネルギー→電気エネルギー
練習問題
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