■ Hello School 中学理科(ハロ理科) No.22 天体(1) ■
インターネット上で中学校の理科が勉強できるよ♪
ノートに理解しながら写して、一通り終えたら練習問題で実力を定着させていこうね♪
1.天球
天球…天体を考える場合の仮想の球面。

 天球の中心…地球の中心で、観測者の位置と
          仮定する。

 天の北極…地軸を北に延長して天球と交わる点。
 
 天の南極…地軸を南に延長して天球と交わる点。

 天の赤道…地球の赤道面を延長して天球と交わ
         る線。

 天頂…観測者の真上を延長して天球と交わる点。
2.星の1日の動き
(1)全体の動き
 星は全て東から西へ弧をえがきつつ、
 一体となって動く。

 1日(24時間)で1回転(360°)する。
  (1時間で15°回転する)

 日周運動…星や太陽の1日毎の動き。
  日周運動は、星や太陽がそのように動くのではなく、
  地球の自転によってそのように見える動きであること
  に注意。
 
(2)各方位の動き
北の空の星
 北極星を中心
 反時計回りに回転
する
東の空の星
 南寄りにななめ上向き
 上る。
南の空の星
東から西へ大きな弧をえがく。
西の空の星
 北寄りにななめ下向き
 下りる。
(3)周極星・出没星・全没星
周極星…1日中沈むことのない星。
 右図のAの星。

出没星…1日のうちで出没することのある星。
 右図のB、C、Dの星。

全没星…1日中見ることができない星。
 右図のEの星。

 周極星・出没星・全没星は観測地の緯度によって決まる。
日周運動と緯度
 星や太陽の日周運動の道すじは、地球上のどの地点でも
 同じではなく、北極点では頭上に北極星があり、その他の
 星は全て地平線に平行に1日で1周する。(下図参照)
 南極点でも、地平線に平行に1日1周する。(下図参照)
 赤道上では、北極星は地平線で動かず、その他の星は、全て地平線に垂直に東から西に半日かけて進む。
 (下図参照)
北極点 南極点 赤道上
3.太陽の1日の動き
(1)太陽の日周運動
 太陽は朝に東から出て、高く上りながら
 南を通り、その後は低く下がりながら西に沈む
  ただし、これは地球が西から東へ自転することによって
  起こる見かけの動きである。

 道すじの傾きも地面に垂直ではなく、南に傾いた
 道すじになる。

 太陽は1日(24時間)で1回転(360°)する。
  (1時間で15°回転する)
 春分・秋分のときの太陽の道すじ
(2)南中と南中高度
 南中…太陽が真南の空に来たときのこと。

 南中高度…南中したときの高度のこと。
  南中したとき、太陽の高度が最大になる。
  南中高度は季節で異なり、また、同日でも緯度によっても異なる。
 
 季節による太陽の道すじ(日本の場合)
  
 緯度による太陽の道すじ(春分のとき)
練習問題
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