※はじめに
詩というものは、読み方は自由であり、ここで解説する内容
はあくまでも作者・編者の主観によるものであることを予め
記しておきます。

この作品はとりわけて特徴のある技法を使っているわけでは
ありません。また、長々と切々と語る詩でもありません。

にもかかわらず、この詩を読むと、簡単なことができていない
自分に気づかされ、前向きな自分をしていかなければ、と
心を動かされる作品です。

いつもニコニコした顔　でいるのは
ちょっと難しい
「努力をすれば出来そうだ」

最初はひょっとしたら出来るかもしれないと思わせておき、

ほんとうに難しいのは
いつもニコニコした心　でいること

と、もっと大切なもの−心−こそ大切なのであり、それは
なかなか簡単にはできないことと読者に語りかけている作品
です。

「半径1メートルぐらいかな」

あえて最小の単位を使って、ほんの小さな幸せを表現し、
それを世界につなげることができるのなら、という平和への
願いにもつながる作品でもあります。