小説 hello学校の怪談 (高校編) 1/21


 ある日の放課後。
みんなは前々から気になっていた、このhello学校の怪談について、yousuke先生から聞かされたのだ。

「まあ、あくまでも噂だし、オレもそんなこた〜信じてね〜から、気にしちゃいないんだけどな。
 お前たちがそんなに聞きて〜つ〜んなら、教えてやるよ。
 夜中にな、いろいろと不思議なことが起こるらしい。
例えば、夜中に当然、誰もいない理科室で電気もつけずに実験してたり、
体育館でバスケのドリブルする音が聞こえたりするんだと。
 昔の卒業生で見たって奴がいるって聞いたけど、本当かどうかはわかんね〜な。
 ん、何、みんな、確かめたいの? 
ははは、やめとけ、やめとけ。
ど〜せ、何も出やしね〜って。それでも、ど〜してもっつ〜なら、クラスで人数集めてやるんだな。
 ただし、その卒業生の話だと、歩く時は明かりをつけたり、声や音をたてちゃいけないらしいよ。
逆に相手が気配を感じて、出てこなくなるらしいよ。
 しかも、時間と順路とかもあるって話だぜ…。」

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