■ Hello School 算数 比 ■
インターネット上で受験算数の一通りの基本的解法をマスターしよう♪。 
●比の知識
…AとBを比べたとき、A:Bという形で表したもの。
3:5、10:20、0.2:0.7、
3
4
2
5
などの表し方があるが、通常は同じ数で割れない整数の比
で表す(比を簡単にするという)。
10:20=1:2、0.2:0.7=2:7、
3
4
2
5
15
20
8
20
=15:8
比の値…AはBの何倍かを表す。
A:Bの比の値=A÷B=
A
B
連比…A:B:Cのような比が3つ以上並んだ比。
A:B=2:3、B:C=4:5のときのA:B:Cの比は
A B C
2 3
4 5
8 12 15
A:B=2:3、A:C=4:5のときのA:B:Cの比は
A B C
2 3
4 5
B A C
3 2
4 5
12 8 10
6 4 5
比例式…A:B=C:Dで表された式。
3:7=2.1:□ →  3×□ =7×2.1
=14.7
=14.7÷3=4.9
比例配分…ある量を比で分けること。
○をA:Bに分ける場合、Aは○×
A
A+B
Bは○×
B
A+B
例題1 次の□にあてはまる数を求めなさい。
(1)
8
5
5
8
□:2.5 (小数で表すこと)
(2) 6:(8-□)=4:5
(3)
4
3
4
5
(□-
1
3
):
1
8
(4) (□+
1
3
):4=
1
3
1
8
(5) 4時間36分:3時間□分=3:2
(6) 4:□=□:9 (□には同じ数が入る)
(7) 36本のえんぴつをはろ美さんとすく男君で5:□になるように分けたところ、
はろ美さんは20本になりました。
解説
(1)
□×
5
8
8
5
×
5
2
=4 □=4÷
5
8
32
5
=6.4
(2) (8-□)×4=6×5=30。 (8-□)=30÷4=7.5。
□=0.5。
(3)
(□-
1
3
)×
4
5
4
3
×
1
8
1
6
(□-
1
3
)=
1
6
÷
4
5
5
24
□=
5
24
+
1
3
13
24
(4)
(□+
1
3
)×
1
8
=4×
1
3
4
3
(□+
1
3
)=
4
3
÷
1
8
32
3
□=
32
3
-
1
3
31
3
=10
1
3
(5) 4時間36分=276分。3時間□分を○とすると、276:○=3:2。
○×3=276×2=552。
○=552÷3=184分=3時間4分。
□=4。
(6) □×□=36。
□=6。
(7) すく男君の本数は16本。
20:16=5:□。 20×□=16×5=80。 □=4。
解答
(1)6.4 (2)0.5 (3)
13
24
 (4)10
1
3
 (5)4 (6)6 (7)4
 
例題2 次の問いに答えなさい。
(1) 三角形の内角の比が1:2:3になっています。一番大きい内角は何度ですか。
(2) 18mのテープを2つに切り、短い方が長い方の
4
5
になりました。長い方のテープ
は何m何cmですか。
(3) 7時間21分を11:10に分けると、11にあたるのは何時間何分ですか。
(4) 周りの長さが190mの長方形の土地があり、たてと横の比が9:10になっています。
横の長さは何mですか。
(5) A:B=3:4、B:C=10:9、A:D=1:2のとき、C:Dを求めなさい。
解説
(1) 三角形の内角の和は180°。一番大きな角度は
180×
3
1+2+3
=90°
(2)
短い方が長い方の
4
5
ということは、短いテープと長いテープの長さの比は4:5。
18×
5
4+5
=10m。
(3) 7時間21分=441分。
441×
11
11+10
=231分=3時間51分。
(4) 周りの長さが190mの長方形の土地の1辺のたてと1辺の横の和は95m。
95×
10
9+10
=50m。
(5)
A B C
3 4
10 9
30 40 36
15 20 18
5 6
C A D
6 5
1 2
6 5
10
3 5
解答 (1)90° (2)10m (3)3時間51分 (4)50m (5)3:5
 
例題3
Aの
4
5
とBの
5
6
が等しいとき、A:Bを求めなさい。
解説
4
5
=B×
5
6
→A:B=
5
6
4
5
25
30
24
30
=25:24
解答 25:24
 
例題4 みかんをA、B、Cの3人で分けました。その比はA:B=3:4、A:C=1:2でCは36個
でした。Bは何個ですか。
解説
B A C
4 3
1 2
4 3
6
Cの6で36個なので、1は6個。
Bは6個×4=24個。
解答 24個
 
例題5
水そうに水を入れ、長さの差が24cmの棒A、Bを
入れたところ、Aの
2
3
Bの
4
5
が水面から
出ました。水そうの水の深さは何cmですか。
解説
Aの
1
3
と、Bの
1
5
が等しいことになるので、A:Bは
A:B=
1
5
1
3
3
15
5
15
=3:5。差の2が24cmなので、1は12cm。
Aの棒の長さは12×3=36cm。水の深さは36×
1
3
=12cm。
解答 12cm
 
例題6
A、B、Cの3人の所持金の合計は5000円です。同じ花をAは所持金の
1
3
で3本、
Bは所持金の
1
4
で4本、Cは所持金の
1
5
で5本買いました。花1本はいくらで
すか。
解説
1
3
÷3=B×
1
4
÷4=C×
1
5
÷5 →
A B C
9 16
16 25
9 16 25
Aの所持金は5000×
9
9+16+25
=900円。花1本は900÷3=300円。


解答 300円
 
例題7 すく男君は自分の貯金箱の中を確認したところ、10円玉、50円玉、100円玉の枚数
の比が4:5:6で金額は11570円ありました。10円玉は何枚ありますか。
解説
10円玉、50円玉、100円玉の枚数の比が4:5:6ということは、
10円×4枚+50円×5枚+100円×6枚=890円の倍数ということになる。
11570÷890=13。13×4=52枚。
解答 52枚
練習問題
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