■ Hello School 算数(ハロ算) ノートの書き方と勉強方法 ■
ハロ算を使って実際に勉強したノートと、算数の勉強方法です。
またそれらに役に立った文房具も紹介しています。
★算数ノートの基本的な使い方★
@文房具はなるべく良いものを使う
勉強は文房具から始まります。
まだ小学生だから、良いものは、高いものはもったいないと考えるのはどうなのかなと思います。

物の価値がわからなければ、心の価値もわからないのかもしれません。

いい加減なもの、安いものを使うと、物を大切にせず、ノートもおのずと雑で汚くなりがちです。
勉強そのものもいい加減になっていきます。勉強道具を大切する心がけをもてば、きちんとその道具を
使って、勉強も丁寧になっていきます。

特に鉛筆と消しゴムはいいものを使ってもらいたいと思います。
鉛筆の後ろを歯でかじる、机などを叩く、芯が折れたもの、鉛筆そのものが折れたものを筆箱に入れた
ままにする、消しゴムをすぐにちぎってしまうのは、ご家庭のしつけに触れることになるのでしょうが、
それはその文房具がそういう価値のものでしかないというのもその一因なのかもしれません。

物を大切できない人間は心も大切にできなくなってしまう心配もあります。

一般的に、子供が最初に自分のものとして持つものはオモチャです。それから学校という場所に通う
ようになり、オモチャと文房具を持つようになります。このとき、その子供の意識の中に、文房具が
文房具としてではなく、オモチャとしての意識をもったまま文房具を持つと、上に書いてあるようなことが
起きるのかもしれません。

いわゆるキャラクターグッズとよばれる文房具ですが、好きなキャラクターが入っているので、大切に
したいという気持ちを持つ反面、オモチャの要素も持っています。買うときに、使わせるときには十分に
注意が必要かと思います。

文房具はオモチャではなく文房具であること、そういう使い方をするものではないという雰囲気をもった
商品はここ最近多くなってきました。下に文房具を紹介しています。ご参考になればと思います。

「物の価値の理解」の前に、「物の区別の認識」から始めて下さい。
 
Aノートの最初のページは使わない

算数のノートに限らず、
すべてのノートに言える
ことです。

ここから書き始めると、
解説と演習問題が表と
裏の関係になりがちで、
わからなくなったときや
ポイントを見たいときに
いちいちページをめくる
ことになります。下敷き
もその都度動かすこと
になります。

左側が解説、右側で演習
となるように、「見開いた
2ページで1つ」の意識で
作るようにしましょう。
1つの単元や内容が左のページで終わった場合、右のページには何も書かずに、ページをめくって左の
ページからまた進めていくのがよいでしょう。

全体的にノートは詰めて書かずに、式と式の間は1行は空けて、次の解説や問題などが次のページまで
またがりそうなときは、ためらうことなく次のページから書くのが基本です。

ノートは書くため・写すための文房具ではなく、
「見直すための文房具」であることを忘れてはいけません。
必ずもう一度見る、そのときに、何日間も積み重ねてきたものをいかに短い時間で復習できるかを常に
考えて、ノートを作成する意識をもって下さい。

見づらいノートを作っている人は、復習するときも最初に習ったときと同じくらいの時間をかけてしまいがち
です。自分が書いたノートを見直すことをしないことの方が多いと思います。
一見、丁寧なノートは面倒だと思いがちですが、同じことを長々と何度も繰り返すことの方が面倒なことなの
です。

比較的基本的な計算テストを行うと、低い点数の人もいれば満点に近い人もいて、平均点に近い人が最も
多い結果が得られます(統計学で言うところの正規分布です)。しかし、よく考えてみると、よく生徒を見て
みると、たし算ができないとか、割り算ができないとか、四則計算ができない生徒はほとんどいません。

それなのになぜこうした差ができるのか?能力の差はほとんどないなのに、どうして差が生じるのか?

元来、勉強ができる人もいなければ、できない人もいないのです。
その差は、勉強が上手いか下手か、その差なのです。

スポーツの世界でも、正しいフォームや基本をきちんとしていなければ、その競技の上達は得られません。
ただ単純にボールなどを遠くに飛ばしたり、速ければよいというものではありません。効率よく正確に、
流れをつくりながら得点へと結び付けていくものです。
何も考えずに投げたり蹴っているだけでは試合には勝てません。いや、試合にもなりません。

勉強もそれと同じことなのです。
きちんとした勉強方法を身につけていなければ、成績は伸びていきません。「今のところ良い成績だから
別にいいや」と思っている人もいるかもしれませんが、自分の更なる成長を考えて下さい。小さな世界か、
他人と比較してはじめてわかるその「良い成績」と思っているレベルで終わることになります。

これを読む前まで、ノートの最初のページを書かない人はほとんどいないでしょう。

ノートの2ページ目から書く。
それは、あなたの成長の第一歩なのかもしれません。
 
B計算問題はボールペンで写す

というか、まず文章問題は別として、
計算問題はノートに写すのが鉄則です。

ノートを見て、自分が何に取り組んでいるのかがわからなければ、ノートはノートとしての役割を果たせ
ません。

計算問題をボールペンで書くのには2つの理由があります。

1つはボールペンは基本的に修正に手間がかかります。修正テープや修正液を使うことになりますが、
ノートの見栄えが悪くなります。

ということは、写すときは慎重になります。
敢えてこうするのは、
今から自分は何を解くのかをある程度明確に、または正確にするためです。

もう1つは、ノートを見直したとき、鉛筆よりも濃い色で書かれた部分はやや目立ちます。
解法や解答と同じ濃さだと内容が区別できません。計算問題の部分をやや目立たせておくと、
そこに最初に目が行くので、
復習のスタートが問題から始まりやすくなります。

ここでの注意は、ボールペンで書いた計算問題には色分けやアンダーライン、解法ポイントなどの
ヒントは一切書かずに、問題のみにしておくことです。この理由はCのところで説明します。

ボールペンで問題を写した後は、シャーペンで問題を解いていきます。
また、色分けやアンダーライン、解法ポイントなどのヒントも入れていきます。
 
C「=」はたてにそろえる

「=」をたてにそろえ
るのにも2つの理由
があります。

1つは
「1つの考えで
1行」
で捉えるから
です。

前の計算と今の計算
がどこが違うのか、
何をしたのかなどを
比較しながらノート
を展開させていくこと
が大切です。

もう1つは、復習する
のに効率がとても
よいからです。
計算問題の復習方法
「ボールペンで書いた計算問題」と「=をそろえた展開」にしておくと、計算問題の下を下敷きなどで
隠すことができます。
ボールペンで書かれた問題を見て、「これは次にこうするんだったなぁ…」と次の展開を考えて、
下敷きを下にずらします。解法を確認していきます。
Aで、最初のボールペンで書いた計算問題には何もチェックやポイントを書かないのは、問題の
段階でヒントのようなものを書いてしまうと、復習効果が薄れてしまうからです。
間違えたときは、下敷きを上に戻して、もう一度やり直していき、答えにたどり着くまで繰り返します。

こうすれば、
一度解いた問題を短い時間で復習することができます。
 
D文章問題は式(頭)ではなく図(目)で解く
ハロ算の文章問題の解説を見ると、その大半は式だけで解ける問題ではありません。そもそも単純な式1つで
解けるような問題ではないことはご存知のことかと思います。このような問題をただ数字だけの展開や頭の中
だけで解くことは難しいことです。

難しいものを難しい方法で解いていてはいつまでたっても解くことができません。

自分で見て、見ながら解いてわかる展開を作りましょう。
問題集の解説通りでなくても別に良いのです。問題集の解説は、中にはきちんと線分図や面積図を使って
解説をしてあるものもありますが、多くはスマートに解くようにできているので、参考にする程度でよいでしょう。

 
E復習は鉛筆を使わない
復習は基本的に解く問題数は同じであっても、最初に習った、または解いた時間よりも短くする
ことが効率性が高いと言えます。
復習はできるだけ鉛筆を使わずに済むような方法を考えたほうが
良いでしょう。

一度やったことを、またまったく同じことをやるのには疑問があります。不安であればその問題だけを
ルーズリーフなどで解き直せばよいかと思います。

念を押しておきますが、復習するからといって鉛筆を使わないというのはまったくの間違いです。
あくまでも「鉛筆を使わないような復習をする」ということです。絶対に勘違いをしないで下さい。
教科書やノートを眺めるだけの復習は復習とは言わず、また勉強しているとも言えません。

勉強時間、とくにテストに向けての対策時間には大きく3つの時間があります。それは
「理解する時間」、「復習する時間」、「確認する時間」
です。
A〜Dは「理解する時間」についての方法を説明しました。
Eは「復習する時間」についての説明です。
「確認する時間」は自分が作ってきたノート全体に目を通せばよいでしょう。

この3つの時間配分と負担度は、勉強を10という数字にするとすれば、10:2:1という感じで、その単元
や範囲の定着度や達成度が7:9:10となるような比率が理想的だと思います。

勉強全体を10とした場合
  理解する時間 復習する時間 確認する時間
主な内容 ノート作り
確認・演習問題
公式・用語・単語の暗記とその確認
など
ノートの復習
単語カード作成
など
ノートの内容確認
単語カードなど
時間と負担 10 2 1
定着度・達成度 7 9 10
単語カードは覚えるための文房具というよりか、確認するための文房具とした方がよい
でしょう。まぁ、この話は別の機会で…。

少なくとも、毎回まったく同じことをしてしまうと、テスト前に最初に習った時間と同じ時間と同じ行動を
短期間で、または短時間でしなくてはならないことになってしまいます。そもそも、そういう時間配分
自体がどこかおかしいのです。「テスト前の徹夜」はやはり勉強が下手だと思うべきでしょう。
 
★算数ノートの例★
ハロ算で勉強した実際のノート(主要ノートで比較)
ノート 評価(あくまでも主観的ですが…)
●コクヨ Campus ドット入り罫線ノート 
 (東大生ノート)
ドットが入ったことによって、画期的に見栄えの良い
ノートが作れます。多少、字が雑な人(特に男子)に
とってはとても有り難いものになっています。

図形と式との混合が多く、たてに流れる中学受験
算数の特性に対して、うまく溶け合わないところも
ありました。

小学生にはドットだけではまだ不安が残るといった
ところでしょうか。
 
 満足度 ★★★★★
●コクヨ Campus 方眼罫ノート 小学生専用に対応したノートだけあって、字をやや
大きく書かせるのが特徴。

ただ、マス目の線がやや強く、鉛筆で書いた字より
も目立ってしまう感がありました。

主に学校用に作られているせいもあってか、
線分図や面積図の中に書く字の配置が難しく、
細かい部分が作りづらい。
 
 満足度 ★★★★★★★
●Nakabayashi Logical Swing notebook
 (ロジカルノート)
使ったノートの中で一番使いやすいものでした。
1行をさらに3分割しているので、字のサイズにも
工夫が可能です。

中学受験算数に対してはほぼ対応できている。
線分図や面積図の中に入る字も分割ラインに
沿って綺麗に書くことができる。

難点を言うとすれば、表紙のデザインが今一つと
いったところ。
 
 満足度 ★★★★★★★★★
●ショウワノート Tノート とてもユニークな発想と形式のノートです。

ただ、図による解説が縦に流れていく中学受験
算数にはあまり向いていない。

実際も、字を小さく書いても解説が書ききれず、
小さい字では見づらくなっていました。
 
 満足度 ★★★★ 
 
★ハロ算のノート作りに役に立った文房具★
三菱鉛筆 鉛筆 HI-uni と
銀鳥産業 鉛筆キャップ
100円シャーペンよりも金額が高い
鉛筆。自然と書く姿勢もよくなりそう
です。
トンボ鉛筆 ホルダー消しゴム
MONO ZERO 丸型
直径が2.3mmしかないので、
ピンポイントで消したいところ
を消すことができます。
PILOT ボールペン
HI-TEC-C
ノート作りの必需品的存在です。
色の種類も40色あり、0.25、0.3、
0.4、0.5の細さに分かれています。
個人的には0.4がお勧め。
STAD 15cm定規
丈夫で幅があり、短くて、目盛り
の他にマス目入り。
平行線や図形問題にかなり
役に立ちます。
この他に30cm定規もノートの
仕切り線を入れるために必要です。
コクヨ Campus 
ドット入り罫線ルーズリーフ
ノート作りをする際に、これで
試してみたり、筆算をしたり、
ノートのためのノート的存在です。
トンボ鉛筆 色鉛筆
IROJITEN
全部で90色。中間色系がとても
きれいです。
地理の白地図の活用には必ず
使います。算数の図形の塗り
つぶしもこれが必要。
SONIC コンパス
スーパーコンパス
20年前くらいに買ったコンパスです。
今ではこのコンパスは製造していま
せん。レアものです。
鉛筆はもちろん、HI-TEC-Cのペンも
入れることができるので、円を色分け
することができます。
こどものかお 
スケジュールスタンプ・ケース・スタンプパッド
ちょっとしたワンポイントを入れたいときに使います。
ケースにはスタンプを9個入れることができるので、収納に
困りません。
シールという手もありますが、あまりシールを貼ると、ノートが
ごわごわとしてしまうので、できればスタンプの方をお勧め
します。
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