■ Hello School 古典 文法 助動詞 練習問題(1)解答■
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1. (1)@完了・連体 A完了・連用 B過去・連体
  C完了・終止 D過去・終止 E過去・連体
(2)イ
  ア.打消しの助動詞「ざり」の連体形一部  
  ウ.自発または可能の助動詞「る」の終止形
  エ.下二段活用動詞「勤むる」の連体形の一部

(3)イ

(4)対語…常住 類義語…往生
 ここでの「無常」は「死ぬ」ことを意味している。
  




 年をとってから、はじめて仏道を修業しようと待ってはならない。古い墓は、
多くは年若くして死んでしまった人の墓である。思いがけずに病気にかかり、
いまにもこの世を去ろうとするときに、初めて、過ぎてしまった時の間違って
いたことがひとりでにわかるといわれている。その誤りとは、他人事ではない。
まず第一にしなければならない仏道修業を後回しにし、後回しにしてよい俗事
を急いでして、過ぎてしまったことを後悔するのである。その時になって、後悔
しても何のかいがあろうか。
 人は、ただ、死が自分の身に迫っていることをしっかりと心得て、わずかの間
も忘れてはならない。そういう心がけでいるのであれば、どうして、現世の利欲
も少なくなり、仏道修業の心もまじめにならないことがあろうか。利欲も薄らぎ、
仏道修業の心もまじめになるであろう。
 「昔にいた高僧は、人が来て、自分や他人の重要な用件を言う時、答えて
言うには、「今、とても急ぐことがあって、それが明朝か夕方に迫っている」と
言って、耳をふさいで念仏を唱え、ついには往生を遂げた」と、禅林の十因と
いう本に書かれています。心戒という高僧は、現世があまりにもはかないと
思い、静かに腰をおろして安楽に座っていることさえなく、いつも膝を立てて
うずくまってばかりいたということである。
  
2. (1) C・連用形 (2) A・終止形

(1)
A.接続助詞の「て」 B.格助詞「にて」の一部分 
「て」の識別として、後に助詞、助動詞が来る場合は、完了の助動詞「つ」の
未然形または連用形。自立語が来る場合は接続助詞。

A.誰かが草仮名を書いた草子などを、(中宮様は)取り出して御覧になる。
B.高倉の宮は宇治と三井寺の間までに、6回も落馬なされた。
C.親王はお休みになることなく、夜を明かされてしまった。

(2)
B.四段動詞「当たる」の連用形の一部分 
C.四段動詞「来たる」の連用形の一部分

A.真理を悟り得たというべきであろう。
B.このような思いがけもしない罪に出会いますのも
C.人が来て、自分や他人の重要な用件を言う時
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