■ Hello School 古典 文法 動詞 サ変動詞 ■
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サ変動詞…「す」「おはす」の二語だけ。
基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
する すれ せよ


などか最後のいくさざるべき。(平家物語・木曾の最後)
 (どうして最後の戦をしないでいられようか。)
 
[未然]
馬の鼻を並べて駆けんとたまへば、(平家物語・木曾の最後)
 (馬の鼻を並べて駆け入ろうとなさるので、)
 
[連用]
かれこれ、知る知らぬ、送り(土佐日記・一二月二一日)
 (あの人やこの人、知っている人や知らない人までが見送りをする。)
 
[終止]
尼ぜ、われをばいづちへ具して行かんとするぞ。(平家物語・先帝身投)
 (尼御前、私をどこに連れて行こうとするのですか。)
 
[連体]
夜鳴かぬもいぎたなきここちすれども、(枕草子・四一段)
 (夜に鳴かないのも寝坊な感じがするけれど、)
 
[已然]
世渡るたづきともせよ(徒然草・一八八段)
 (生活の手段にしなさい。)
[命令]

おはす
おはす 入道相国、さしも日ごろはゆゆしげにおはせしかども、(平家物語・入道死去)
 (入道相国はあれほど日ごろは剛健な感じでいらっしゃったけれども、)
 
[未然]
左中将、まだ伊勢の守と聞こえし時、里におはしたしりに、(枕草子・三一九段)
 (左中将(源経房)様がまだ伊勢の守と申し上げたころ、私宅にいらっしゃった時に、)
 
[連用]
ほしきものぞおはすらん。(土佐日記・二月五日)
 (今は何かほしいものがあるのでしょう。)
 
[終止]
立ちておはするを、なほほかへにやと思ふに、(枕草子・一八四段)
 (立ちあがってこちらにいらっしゃるのを、それでもやはり他へおいでになるのだろうと思うのに、)
 
[連体]
世に知らずさとう賢くおはすれば、(源氏物語・桐壺)
 (世には知らないほど聡明で賢くいらっしゃっるので、)
 
[已然]
「あなうれし。とくおはせよ」など見つけていへど、(枕草子・八二段)
 (「まあうれしい。早くいらして下さい。」などと、私を見つけて言うのだが、)
[命令]
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