■ Hello School 古典 文法 係助詞 やは ■
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やは 疑問反語を示し、種々の語に接続して、文末の活用語が連体形になる。

(1)疑問 [〜か]
 乾き砂子の用意やはなかりける。(徒然草・一七七段)
  (乾いた砂の用意はなかったのだろうか。)

(2)反語 [〜か、いや〜ない]
 よき人は、知りたる事とて、さのみ知り顔にやは言ふ。(徒然草・七九段)
  (優れた人は、自分が知っていることだからといって、そんなに知り顔で言うであろうか(言わない)。)

※疑問・反語
 光源氏ばかりの人は、この世におはしけりやは(更級日記)
  (光源氏のような方が、この世にいらっしゃったであろうか(いたはずがない)。)
  文末について終助詞的用法と呼ぶが、これを終助詞とする説もある。
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