■ Hello School 社会科 地理(ハロ地理) No.19日本の軽工業 ■ 
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解説ページで勉強したら、白地図テストや標準問題も解いて知識を定着させてね♪
1.日本のせんい工業
せんい工業は戦前では代表的な工業で、生糸・綿織物
などが輸出品の中心であった。

戦後は合成せんいの生産がさかんになったが、安い
アジア地域の製品に押され、日本のせんい製品は大き
な打撃を受けている。

せんいの生産が減少していることもあり、原料輸入も
減少し、製品の輸入が増加傾向にある。中国などの
アジアの国々が安い製品をつくるようになったことや、
日本の工場が中国に進出したことなどが原因である。
 
せんい原料・製品の輸出入
白地図テスト
日本の工業製品額の中のせんい製品の割合をみても、およそ50年でかなりの低下が見られる。

織物の生産においては、天然系から化学系へと移行していることもわかる。
日本のせんい工業の生産割合の低下
日本の織物生産高
 
2.日本の食料品工業
食料品工業は景気にあまり影響されず、工業生産に占める割合はほぼ一定であり、金属、化学
工業に次ぐ生産額となっている。

生産の中心は原材料の産地周辺の中規模工場で、その地域の産業の中心になっているところも
ある。
主な食料品工業製品の都道府県別割合
白地図テスト

3.日本のよう業
よう業の主な製品はセメント、ガラス、陶磁器など
があり、セメント、ガラスの生産は大規模な工場で
生産され、食器などの焼き物は中小の工場で生産
されている。

陶磁器のうちのファインセラミックスは、主に電子
部品の材料として使われている。

陶磁器は原料となる土が重くてかさばるため、陶磁
器産業の大半は土の産地で発達している。
主なセメント工場のある都市
白地図テスト

4.紙・パルプ工業
紙の原料としてパルプと古紙があり、パルプは原木や
チップをとかして、せんい質を集めるのに対し、古紙は
自然を維持しつつ、ゴミの減量にもつながっている。

現在では古紙による紙の生産はおよそ60%になって
いる。
主な製紙・パルプ工場のある都市
白地図テスト
標準問題
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