■ Hello School 数学(ハロ数) Ver.2  中1 正負の計算(乗除) ■
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1.正の数・負の数の乗法
|||||||||||<解説1>|||||||||||
2つ以上の数を掛け算することを
乗法といい、
 (+5)
×(-6) 
のような(数)
×(数)の形で表され、
その計算結果を
という。

(  )の中が同符号の場合の乗法
は、2つの数の
絶対値の積に正の
符号
をつける。
(  )の中が異符号の場合の乗法
は、2つの数の
絶対値の積に負の
符号
をつける。
同符号の2数の積→正の符号で絶対値の積

異符号の2数の積→負の符号で絶対値の積
正負の加減と同様、「+」の記号を省略して(  )を外すこともできる。たとえば、

  (+2)×(+3) → 2×3 、 (+2)×(-3) → 2×(-3) 、 (-2)×(+3) → (-2)×3

である。

|||||||||||<例題1>|||||||||||

次の計算をしなさい。
(1) (+4)×(+5)  (2) (+7)×(-6)  (3) (-8)×(+3)  (4) (-9)×(-8)  (5) (-15)×(+6)  (6) (+25)×(-4) 

(7) (-125)×(-8)  (8) (-225)×0  (9) (-12.5)×(+4)  (10) (+1.6)×(-0.5)  (11) (-1.125)×(+0.8)  
(12) (-0.325)×(-0.36)  (13)  ( +
2
3
) × ( +
4
7
)   (14)  ( -
5
6
) × ( +
3
10
)   (15)  ( +
9
14
) × ( -
7
27
)
(16)  ( -
8
15
) × ( -
5
32
)   (17) ( -
5
12
) × ( +
8
15
)   (18) ( -
9
11
) × ( -
121
126
)
<解答>
(1) +20  (2) -42  (3) -24  (4) +72  (5) -90  (6) -100  (7) +1000  (8) 0  (9) -50  (10) -0.8
(11) -0.9  (12) +0.117  (13) +
8
21
  (14) -
1
4
  (15) -
1
6
  (16) +
1
12
  (17) -
2
9
  (18) +
11
14
|||||||||||<例題2>|||||||||||
次の計算をしなさい。ただし、答えは「+」の符号を省略すること。
(1) 8×2  (2) 6×(-5)  (3) (-6)×6  (4) 9×(-3)  (5) (-20)×8  (6) 16×(-4)  (7) (-37)×7

(8) (-145)×(-12)  (9) (-25.5)×8  (10) 0.35×(-1.4)  (11) (-0.36)×0.45  (12) 0.03×(-0.06)
(13) 
5
6
× ( -
4
25
)   (14)  ( -
3
8
) ×
6
7
  (15)  10 × ( -
3
5
)  (16)  ( -
7
8
) × ( -
18
35
)
(17)
17
42
×
35
51
  (18) ( -
33
62
) ×
31
121
<解答>
(1) 16  (2) -30  (3) -36  (4) -27  (5) -160  (6) -64  (7) -259  (8) 1740  (9) -204
(10) -0.49  (11) -0.162  (12) -0.0018  (13) -
2
15
  (14) -
9
28
  (15) -6   (16) 
9
20
(17) 
5
18
  (18) -
3
22
|||||||||||<解説2>|||||||||||
3つ以上の乗法は、2つの数の積を出しながら、答えを求めていく。たとえば、

 @ (+2)×(-3) ×(+4) (-6) ×(+4)=-24
(+2)×(-3)の積

 A (+1)×(-2) ×(+3)×(-4)= (-2) ×(+3) ×(-4)
(+1)+(-2)の積
 
(-6) +(-4) =+24
(-2)+(+3)の積  ※2つの数の積の組み合わせはやりやすいものでもかまわない。

|||||||||||<例題3>|||||||||||

次の計算をしなさい。ただし、答えは「+」の符号を省略すること。
(1) (-3)×(-4)×(-5)  (2) (-8)×2×(-7)  (3) 2×(-9)×6  (4) 7×(-8)×(-9)  (5)  (-12)×(-15)×(-8)

(6) (-12)×75×(-7)  (7) (-754)×(-31)×0  (8) 125×16×(-18)  (9) (-14.5)×(-12.8)×(-0.5)  

(10) 22.5×(-4.5)×(-0.44)  (11) (-1.125)×1.8×1.6  (12) (-0.1)×(-0.2)×(-0.3)
(13) 
1
2
× ( -
1
3
) ×
1
4
  (14)  ( -
3
5
) ×
7
9
× ( -
15
28
)   (15) 
5
8
× ( -
3
5
) ×
1
2
(16) 
3
7
×(-28)×
1
4
  (17)  ( -
5
18
) ×
16
27
× ( -
7
15
) ×
9
14
(18) 
154
169
× ( -
15
16
) ×
66
121
× ( -
52
63
) ×
26
225
<解答>
(1) -60  (2) 112  (3) -108  (4) 504  (5) -1440  (6) 6300  (7) 0  (8) -36000  (9) -92.8
(10) 44.55  (11) -3.24  (12) -0.003  (13) -
1
24
  (14) 
1
4
  (15) -
3
16
  (16) 3
(17) 
4
81
  (18) 
2
45
2.累乗
|||||||||||<解説3>|||||||||||
同じ数を何回か掛け合わせたものを累乗という。

@ (+3)×(+3)=(+3)2=+9  A (+2)×(+2)×(+2)=(+2)3=+8 

B (-3)×(-3)=(-3)2=+9  C (-2)×(-2)×(-2)=(-2)3=-8

D 
+32=+3×3=+9  E +23=+2×2×2=+8

F -32=-3×3=-9  G -23=-2×2×2=-8


H +1.22=+1.2×1.2=1.44  I -1.22=-1.2×1.2=-1.44
(−△)2」と「(−△2)」は
ちがうので、注意してね!
J  ( +
3
4
)2 = ( +
3
4
) × ( +
3
4
) =
9
16
  K  ( -
3
4
)3 = ( -
3
4
) × ( -
3
4
) × ( -
3
4
) = -
27
64
L 
3
42
=
3
4×4
=
3
16
  M  ( -
32
4
) = ( -
3×3
4
) = -
9
4

※累乗の数が多い場合、累乗の計算をせずに、計算の工夫によって求める問題が一般的である。
 (→練習問題にて出題)

 @ (-0.25)5×47= (-0.25)×(-0.25)×(-0.25)×(-0.25)×(-0.254×4×4×4×4×4×4
= (-0.25)×4×(-0.25)×4×(-0.25)×4×(-0.25)×4×(-0.254×4×4
= (-1)×(-1)×(-1)×(-1)×(-1)×4×4
= (-1)×16
= -16
 A 47×(-0.125)4= 4×4×4×4×4×4×4×(-0.125)×(-0.125)×(-0.125)×(-0.125)

=
4×4×4×4×4×4×4× ( -
1
8
) × ( -
1
8
) × ( -
1
8
) × ( -
1
8
)
[(-0.125)を分数にする]
=
4×4×4×4×4×4×4
(-8)×(-8)×(-8)×(-8)
=
 
1×1×1×1
4×4×4×4×4×4×4
(-8)×(-8)×(-8)×(-8)
(-2)×(-2)×(-2)×(-2)
[約分する]
=
4×4×4
(-2)×(-2)×(-2)×(-2)
=
 
  1×1
4×4
(-2)×(-2)×(-2)×(-2)
(-1)×(-1)×(-1)×(-1)
[約分する]
=
  4
(-1)×(-1)×(-1)×(-1)
=4

|||||||||||<例題4>|||||||||||
次の計算をしなさい。答えは「+」の符号を省略すること。
(1) (+5)2  (2) (-6)3  (3) (-1)9  (4) -15  (5) -24  (6) (-0.1)2  (7) -1.22  (8) (-4)2×-52
(9) -0.13×(-10)2  (10) (-0.3)2×32  (11)  -42× ( +
5
8
)2   (12) (-0.2)2× ( -
1
2
)3
(13)  (
1
6
)2 × ( -
3
4
)3   (14)  ( -
2
3
)3 × (
1
2
)2   (15)  ( -
3
43
) × ( -
24
9
)
<解答>
(1) 25  (2) -216  (3) -1  (4) -1  (5) -16  (6) 0.01  (7) -1.14  (8) -400  (9) -0.1 
(10) 0.81  (11) -
25
4
  (12) -
1
200
  (13) 
3
256
  (14) -
2
27
  (15) 
1
12
3.正の数・負の数の除法
|||||||||||<解説4>|||||||||||
2つ以上の数を割り算することを除法といい、
 (+5)
÷(-6) 
のような(数)
÷(数)の形で表され、その計算
結果を
という。

計算は掛け算と同様、(  )の中が同符号の
場合は2つの数の絶対値の商に正の符号
つけ、(  )の中が異符号の場合の除法は、
2つの数の
絶対値の商に負の符号をつける。

割り切れない場合や分数同士の除法は割る
数の逆数を掛ける。
@ 6÷3=2  A 6÷(-3)=-2  B -6÷3=-2  C -6÷(-3)=2
D -7÷3=-7×
1
3
=-
7
3
  E  -
2
9
÷
2
3
=-
2
9
×
3
2
=-
1
3
同符号の2数の商→正の符号で絶対値の商

異符号の2数の商→負の符号で絶対値の商

割り切れない計算は分数の掛け算にする!

|||||||||||<例題5>|||||||||||
次の計算をしなさい。答えは「+」の符号を省略すること。
(1) (+20)÷(+5)  (2) (+42)÷(-6)  (3) (-18)÷(+3)  (4) (-64)÷(-8)  (5) (-48)÷(+6)  (6) (+96)÷(-4) 

(7) (-75)÷(-3)  (8) 0÷(-14)  (9) (-14.4)÷(+1.2)  (10) (+1.6)÷(-0.4)  (11) (-0.72)÷(+0.08)  
(12) (-0.036)÷(-0.9)  (13)  ( +
1
3
) ÷ ( +
1
2
)   (14)  ( -
2
7
) ÷(+4)   (15)  ( +
5
12
) ÷ ( -
25
36
)
(16)  ( -
8
21
) ÷ ( -
32
63
)   (17) ( -
5
18
) ÷ ( +
35
72
)   (18) (-4) ÷ ( -
10
11
)
<解答>
(1) 4  (2) -7  (3) -6  (4) 8  (5) -8  (6) -24  (7) 25  (8) 0  (9) -12  (10) -4
(11) -9  (12) 0.04  (13) 
2
3
  (14) -
1
14
  (15) -
3
5
  (16) 
3
4
(17) -
4
7
  (18) 
22
5

|||||||||||<例題6>|||||||||||
次の計算をしなさい。ただし、答えは「+」の符号を省略すること。
(1) (-36)÷(-4)÷(-3)  (2) (-80)÷2÷(-5)  (3) 360÷(-12)÷15  (4) 196÷(-7)÷(-2)  

(5) (-225)÷(-3)÷(-15)  (6) 0÷747÷(-25)  (7) (-169)÷(-13)÷13  (8) 286÷11÷(-13)  

(9) (-24.2)÷(-2.2)÷(-1.1)  (10) 13.5÷(-0.9)÷(-0.2)  (11) (-0.45)÷0.9÷0.2  (12) (-0.03)÷(-0.2)÷(-0.04)
(13) 
9
28
÷ ( -
3
14
) ÷
7
18
  (14)  ( -
12
25
) ÷
27
50
÷ ( -
5
18
)   (15) 
9
16
÷ ( -
7
12
) ÷
3
14
(16) 
5
7
÷(-75)÷
18
35
  (17)  ( -
5
8
) ÷
3
4
÷ ( -
2
3
) ÷
1
6
(18) 
13
14
÷ ( -
48
55
) ÷
81
225
÷ ( -
121
144
) ÷
65
196
<解答>
(1) -3  (2) 8  (3) -2  (4) 14  (5) -5  (6) 0  (7) 1  (8) -2  (9) -10  (10) -75
(11) -2.5  (12) -3.75  (13) -
27
7
  (14) 
16
5
  (15) -
9
2
  (16) -
50
27
(17) 
15
2
  (18) 
350
33

|||||||||||<解説5>|||||||||||
乗法と除法が混合している計算は、累乗から計算を行い、
そのあとで乗除をおこなう。たとえば、

 (-8)×(-3)÷(-2)2= (-8)×(-3) ÷ 4 :(-2)2の計算
= 24 ÷ 4 (-8)×(-3)の計算
= 6
乗法と除法の混合問題は
まずは累乗の計算から!

乗除の順番は計算しやすい
ところから!
となる。乗除の計算は順序を入れ替えても答えが等しくなるので、計算しやすいところから行ってもかまわない。

|||||||||||<例題7>|||||||||||
次の計算をしなさい。ただし、答えは「+」の符号を省略すること。
(1) (-64)÷(-42)×(-2)3  (2) (-52)×2÷(-5)  (3) 25÷(-2)3×15  (4) -62×(-7)÷(-9)  (5)  (-5)2÷(-2)×(-4)

(6) -23×152÷(-25)  (7) (-3)3÷(-5)×15  (8) 122×11÷(-48)  (9) (-1.4)2÷(-0.35)×(-1.5)  

(10) 13.5×(-0.2)2÷(-0.6)  (11) (-11.1)2×(-15)÷0.3  (12) (-0.06)×(-00.2)÷(-0.2)2
(13) 
7
15
÷ ( -
2
3
)2 ×
5
14
  (14)  ( -
4
5
)2 ×
3
10
÷
8
15
  (15)  0.75 ÷ ( -
3
4
)2 ×
9
16
(16)  (
5
6
)2 ÷(-0.6)÷(0.3)2   (17)  ( -
7
9
)2 ×
27
56
÷ ( -
2
3
)3 ×
9
14
(18) 
3
14
÷ ( -
5
6
)2 ×
81
132
÷ ( -
9
11
)2 ×
12
35
<解答>
(1) -32  (2) 10  (3) -36  (4) -60  (5) 50  (6) 72  (7) 81  (8) -33  (9) -8.4
(10) -0.9  (11) -410.7  (12) 0.03  (13) 
3
8
  (14) 
9
25
  (15) 
3
4
  (16) -
5
48
(17) -
1
18
  (18) 
54
5
3.四則の混合計算
|||||||||||<解説6>|||||||||||
加法・減法と乗法・除法が混合している四則混合計算は、基本的には
乗法・除法を先に計算を行い、その後で加法・減法を行う。

累乗やカッコがある場合、累乗を先に、次いでカッコの中を計算する。
たとえば、
四則の混合問題では
乗法と乗法が加法と減法
よりも先に注意!
 @ (-8)+6×(-2)= (-8)+(-12)  :6×(-2)の計算   A (-8)+(-6)2÷4= (-8)+36÷4  : (-6)2の計算
= -20 = (-8)+9   :36÷4の計算
= 1

 B (-1)-[{(-2)×(6-(-4)2)}÷2]= (-1)-[{(-2)×(6-16)}÷2]  : (-4)2の計算 …累乗の計算
= (-1)-[{(-2)×(-10)}÷2]  : (6-16)の計算 …(  )の計算
= (-1)-[20÷2]  : {(-2)×(-10)}の計算 …{  }の計算
= (-1)-10  : [20÷2]の計算 …[  ]の計算
= -11  

となる。

||||||||||<例題8>|||||||||||
次の計算をしなさい。ただし、答えは「+」の符号を省略すること。
(1) (-2)+5×(-3)  (2) 65-48÷(-12)  (3) 16+(-5)×3-(-7)  (4) -9×(-4)-21+(-27)÷9

(5) 36+(-3)2×(-5)  (6) 12-23×{6-(-1)}  (7) (-5)3-[7×{2-(-8)}]  (8) 72-(-4)3÷[(-8)×{38-(-6)2}]-76

(9) 3.2-(-1.3)2÷6.5  (10) 3.2×{0.22-(-1.2)2}  (11) (-1.1)2×[-1.08+{(-0.53-(-1.005)}]

(12) -2.4×[(-1.5×{(-0.6)2-(-1.4)2}]÷(-1.2)
(13) 
5
6
- ( -
3
4
)2 ÷
3
8
  (14)  ( -
8
15
) + ( -
5
6
)2 ×
9
25
  (15)  0.45 × ( -
2
5
)2 -
3
10
(16)  ( -
4
7
) ×(1.22-0.32)   (17)  ( -
2
3
)2 - [
1
8
÷ ( -
3
4
)3 +
15
32
]
(18) 
3
8
÷ [ ( -
1
2
)2 -
5
8
÷ ( -
5
6
)2 +
7
10
]
<解答>
(1) -17  (2) 69  (3) 8  (4) 12  (5) 81  (6) -51  (7) -295  (8) 0  (9) 2.94
(10) -0.48  (11) -0.242  (12) 4.8  (13) -
2
3
  (14) -
17
60
  (15) -
63
1000
  (16) -
27
35
(17) -
20
9
  (18) 
38
65
練習問題
目次 Top
商用目的での利用を固く禁じます。