■ Hello School 数学(ハロ数) Ver.2 中1 文字式 総合問題 解答と解説 ■
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1.次の各問いに答えなさい。

(1) 25で割った商がaで余りが18となる正の整数を、5で割ったときの商をaを使って表しなさい。また、余りも求めなさい。

(2) ある数xを18で割ると商がaで余りが13になる。またaを5で割ると商がbで余りが3となる。xをbで表しなさい。

(3) a%の食塩水300gに食塩をxg加え、水を50g蒸発させたときの濃度を求めなさい。

(4) A=3x−2y+z、B=-4x+y−3z、C=-2x−5y−6zのとき、-3A−C−[B−3{C−4(A+2B)}]を求めなさい。
(5) A=-x−y−z、B=
x
2
y
3
z
4
のとき、2A−6B−2Cを計算すると3x−2y+zになった。Cの式を求めなさい。
解答:(1) 商…5a+3 余り…3  (2) 90b+67  (3)
3a+x
50+x
  (4) 51x−5y+6z  (5) -4x+y−
3z
4
解説:
(1) 正の整数は25a+18。これを5で割ると、商は5a+3となる。また余りは3。

(2) x=18a+13。またa=5b+3。よって、x=18(5b+3)+13=90b+67。

(3) a%の食塩水300gに含まれる食塩の量は3a。さらに食塩をxg加えると3a+xとなる。全体の食塩水は
300+x−50=250+x。濃度は
3a+x
250+x
 
2.長さ12cmのテープAを、のりしろの長さを一定にしながら何本かつなぎ、1本の長いテープをつくる。また、長さ18cmの
  テープBをテープAと同様にのりしろの長さを一定にしながら何本かつなぎ、1本の長いテープをつくる。テープAを9枚
  つなげたとき、全体の長さは84cm、テープBを6枚つなげたとき、全体の長さは93cmになった。これについて、次の各
  問いに答えなさい。

(1) テープAをm本つなげたときの全体の長さをmを使って表しなさい。

(2) テープBをn本つなげたときの全体の長さをnを使って表しなさい。

(3) テープAとテープBをそれぞれ何枚かずつつなげて同じ長さになるとき、最も短い長さは何cmか求めなさい。
解答:(1) 9m+3  (2) 15n+3  (3) 48cm
解説:
(1) テープAを9枚つなげたとき、のりしろの数は8個。よって、1つののりしろの幅は(12×9−84)÷8=3cm。
  m本つなげたときののりしろの数はm−1個になるので、全体の長さは12m−3(m−1)=9m+3。

(2) (1)と同様に、テープBの1つののりしろの幅は(18×6−93)÷5=3cm。全体の長さは18n−3(n−1)=
  15n+3。

(3) 9と15の最小公倍数を考える。
3.ある数xを9で割ると商がaで余りが8となり、8で割ると商がbで余りが7となり、6で割ると商がcで余りが5となる正の
  整数がある。これについて次の各問いに答えなさい。

(1) xをaで表しなさい。

(2) xをbで表しなさい。

(3) xをcで表しなさい。

(4) xが最も小さくなる数を求めなさい。
解答:(1) 9a+8  (2) 8b+7  (3) 6c+5  (4) 71
解説:
(4) それぞれあと1を加えると割り切れる数になる。9と8と6の最小公倍数から1を引いた数となる。
 
4.長さ160mの列車が駅を出発し、加速し続けた後、秒速xmの速さを保ったまま走り続けた。その速さで鉄橋を渡り
  始めてから渡り終えるまでに24秒かかった。その後、列車は減速し続け、鉄橋を渡った速さの半分の速さを保ち
  ながらトンネルに入り、出終えるまでに16秒かかった。これについて次の各問いに答えなさい。

(1) 鉄橋の長さをxを使って表しなさい。

(2) トンネルの長さをxを使って表しなさい。
解答:(1) 24x−160  (2) 8x−160 
 
5.線路と道路が直線で平行に並んでいる。今、長さam、秒速xmの列車が反対方向から道路を分速ymで歩いてくる
  A君とすれちがうのに5秒かかった。その後、列車は同じ方向に秒速zmで進む自転車に乗ったB君に追いつき、12
  秒で追い越した。これについて次の各問いに答えなさい。

(1) 列車の長さaをxとyを使って表しなさい。

(2) 列車の長さaをxとzを使って表しなさい。
解答:(1) a=5x+5y  (2) a=18x−18z
解説: (1) 列車の長さは列車とA君の速さの和となる。
(2) 列車の長さは列車とB君の速さの差となる。
 
6.A、B、Cの3種類の液体があり、これらを混ぜ合わせて液体X、Y、Zをつくる。液体Xは液体A、Bを混ぜ合わせ、
  その重量比は7:5であるが、液体Aと液体Bを混ぜ合わせると、その重量の10%は気体となって蒸発する。
  液体Yは液体A、Cを混ぜ合わせ、その重量比は2:1であるが、その重量の16%が気体となる。液体Zは液体
  A、B、Cを混ぜ合わせ、その重量比は3:4:5であるが、その重量の20%が気体となる。
  液体Xをag、液体Yをbg、液体Zをcgを混ぜて液体Qをつくるとき、液体Qに含まれる液体A、B、Cの重さをa、b、c
  を使ってそれぞれ表しなさい。ただし、液体Qをつくるとき、その重量の
1
6
が気体となって蒸発する。
解答: A…
7a
16
7b
10
c
6
(g)  B…
5a
16
2c
9
(g)  C…
7b
30
5c
18
(g)
解説: 液体X、Y、Zに含まれる液体A、B、Cの割合を表にすると、以下のようになる。
  A B C
X
7
12
×
9
10
21
40
5
12
×
9
10
3
8
 
Y
2
3
×
21
25
14
25
 
1
3
×
21
25
7
25
Z
3
12
×
4
5
1
5
4
12
×
4
5
4
15
5
12
×
4
5
1
3

液体Qに含まれる液体Aの重さは (
21a
40
14b
25
c
5
) ×
5
6
7a
16
7b
10
c
6
(g)
液体Bの重さは (
3a
8
4c
15
) ×
5
6
5a
16
2c
9
(g)
液体Cの重さは (
7b
25
c
3
) ×
5
6
7b
30
5c
18
(g)
 
7.ジュースがx本かある。これをA君に1本と残りの
1
5
、B君に2本と残りの
1
5
、C君に3本と残りの
1
5
 を渡していく。A君、B君、C君がもらった本数をそれぞれa本、b本、c本とするとき、次の各問いに答えなさい。

(1) aをxを使って表しなさい。

(2) bをxを使って表しなさい。

(3) cをxを使って表しなさい。
解答:(1) a=
x+4
5
  (2) b=
4x+36
25
  (3) c=
16x+244
125
解説:
(1) a=1+(x−1)×
1
5
x+4
5
(2) b=2+(x−a−2)×
1
5
2+{x− (
x+4
5
−2)×
1
5
4x+36
25
(3) b=3+(x−ab−3)×
1
5
2+{x− (
x+4
5
4x+36
25
−3)×
1
5
16x+244
125
 
8.容器Aにはa%の食塩水500g、容器Bには4%の食塩水500g、容器Cには6%の食塩水500gが入っている。
 容器Aから食塩水100gを取り出して容器Bに入れてよくかき混ぜた後、容器Bから食塩水100gを取り出して
 容器Cに入れてよくかき混ぜ、そこから食塩水100gを取り出して容器Aに戻したところ、容器Aの食塩水の
 濃度はb%未満になった。この数量の関係を不等式を使って表しなさい。
解答:
29a+40
36
<b
解説: 下のような表で考える。
容器A    
5a
500 0.01a
4a
400 0.01a
200+145a
36
500 0.01b
         
     
a
100 0.01a
     
           
容器B
20
500 0.04
20+a
600
20+a
600
     
           
     
20+a
6
100
20+a
600
     
           
容器C
30
500 0.06
200+a
6
600
200+a
3600
200+a
36
100
200+a
3600
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商用目的での利用を固く禁じます。